株式会社paperboy&co.と株式会社GMOVenture Partnersは、Second Life内で活躍するクリエイター、起業家を支援する「Second Lifeファンドプロジェクト」の一環として、「Second Lifeビジネス・デザインコンテスト」を開催しました。沢山の候補作品の中から、以下のプランを入賞作品として表彰し、ここに発表いたします。

コンテスト結果発表

デザイン部門   優勝   賞金150,000L$
作品名 コンテスト結果発表「DRAGON GARDEN」
作品概要 架空の生物である龍を育成することができるユーザー参加型の龍育成シュミレーションゲーム。アカウントの種別や所有地の有無などに関係なく、すべてのSecond Lifeユーザーが楽しめるよう設計されている点が最大の特徴です。ユーザーが育てた龍は、小型ペットや小型飛行機や車のような移動手段、本格的なレースを楽しむ競技用アイテム、所有者の地位を誇示するステータスシンボルなど、様々な用途で利用できます。また、龍を育成する牧場や、育成した龍の売買ができるオークション、賞金をかけたレースで龍のスピードを競う競龍など、さまざまなアミューズメント要素が盛り込まれている完成度の高い作品です。
応募者 坂口 力 氏 (SLNAME : June Bamaisin)
求人広告制作、グラフィック・WEBデザイナーなどの職を経て現在はインターネット求人サイトのWEBディレクターとして勤務
応募動機 「Second Lifeに可能性をとても感じ、まだそれほどみんなに認知される前になるべく早く手をつけておきたかった。それに自分のクリエイターとしての能力を活かせると思った。」
コメント 「『DRAGON GARDEN』は世界中の人達が言葉の壁を越えて楽しめるコミュニケーションアイテムです。ベーシック会員でもすぐに楽しめ、プレミアム会員にはそれなりのステイタスを持ってグレードアップしていけるモノを想定して設計しました。まだまだ頭の中には発表していない構想がたくさんあります。参加していただける方が多くなればなるほどそれは実現していくでしょう。また参加していただいた人達が、私の思ってもいなかった楽しみ方を見つけてくれるといいと思っています。」
設置場所 設置場所未定。詳細確定次第、本ウェブサイトにて掲載させていただきます。
ビジネス部門   優勝   賞金150,000L$
作品名 「土地不要!今すぐはじめられるSecond Lifeビジネス
紙芝居屋さん KGB(kamishibai group bureau)がお手伝いします!」
作品概要 土地を保有しないSecond Lifeユーザーにもビジネス展開を可能とする、懐かしくも新しい紙芝居屋フランチャイズチェーン事業。フランチャイズ経営者に、紙芝居舞台付き自転車・ソースせんべい・水飴などを含む紙芝居屋セットを販売し、土地や3Dの制作スキルを持っていないユーザーでも手軽にビジネスを始められるツールを提供します。また、オリジナルの紙芝居制作やアフレコ機能などで個々の紙芝居屋さんの個性を発揮できるよう考案された夢のあるビジネスプランです。
応募者 箱田 雅彦 氏(SLNAME : Hoge Market)
モバイルサービス企業に勤める傍ら、宇宙観光アドバイザーとして宇宙旅行の普及を目指した活動を展開中。自らも宇宙旅行を予約し、その日を心待ちにする毎日。PC/ネット暦は結構長い。
»宇宙観光企画:http://uk2.jp/
»http://rblog-media.japan.cnet.com/mbox/
応募動機 幼少の頃に見た紙芝居屋さんの風景をSecond Lifeでも見てみたいというのが大きな動機のひとつです。ビジネス的な観点では、現在のSecond Lifeでビジネス活動やクリエイティブ活動を行う際の、いくつかの課題を解決したいという思いがありました。
例えば、Second Life上のビジネスは基本的に土地がなければ始まりません。土地持ちのハードルは意外に高いのが現状です。しかし自転車で営業可能な紙芝居であれば土地を持つ必要はありません。また3Dのモデリング経験や空間構築スキルがなくても、Second Lifeに興味を持ち、ここで自己表現をしてみたいクリエイターも多くいるはずです。紙芝居であれば、2Dイラスト作成、アフレコ、シナリオ作成といった、3D関連以外の分野のクリエイターにもチャンスを提供できます。
そして、紙芝居屋さん単体で活動するのではなく、取りまとめることで、全体としてクリエイティブな環境を広げながら、ビジネスを成り立たせることができると考え、こうしたプランをまとめました。
コメント ありがとうございます!記念すべき賞をいただけたことに感激しながら、少し動揺しています(笑)。Second Lifeは再体験・追体験に適した環境だと感じています。今回、賞をいただいた「紙芝居屋さん」は私の幼少期の体験から生まれたものですが、これ以外にもSecond Lifeという新しい世界を通して、これから様々な体験を提案していきたいと思っています。
設置場所 DAIFUKU ISLAND:http://slurl.com/secondlife/daifuku/128/128/0
(注:SLURLはInternet Exploer ver7.0以降でエラーとなる可能性があります。その場合、Second Lifeログイン後にdaifuku で検索してください。)
デザイン部門   準優勝   賞金50,000L$
作品名 「アマゾンAPI × Second Life」
作品概要 アマゾンAPIを用いて開発されたシステムで、Second Life上で、アマゾンストアにおいて購入可能な全商品の表示・検索ができます。また、アソシエイトタグを切り替える機能を搭載しており、コピー・再配布することで全てのユーザーが簡単に利益を上げられるしくみになっています。
応募者 久川 真吾 氏(SLNAME : Shingo Hian)
モバイルコンテンツ企業でCTOとして勤務。
応募動機 「私はSL(Second Life)を今年になって初めて知り、メタバースの経験も全くありませんでしたが、外部WEBサーバと通信できるプログラムを自分で作ることができ、それをビジネスにつなげられるというSLの自由度の高さに強い魅力を感じました。まずは私なりの提案を実際の形にしたいと思い、今回の作品を制作しました。」
コメント 「本日は誠にありがとうございます。今回の作品のようなSLとWEBサービスとの連携は、双方の強みを活かした、全く新しいサービスを生み出すカギだと考えています。今後も引き続きこのテーマで、さらに魅力的で収益の上がるビジネスモデルを実現させて参ります!」
作品動画(YouTube):http://www.youtube.com/watch?v=szDd-DJup6I
設置場所 ペパボ島にて展示中
ペパボ島SLURL   http://slurl.com/secondlife/paperboy%20and%20co/128/128/0/
ビジネス部門   準優勝   賞金50,000L$
作品名 「無限に拡がるSecond Lifeを堪能しよう!In Worldの名所をガイドする有料ツアー」
作品概要 「Second Lifeの有名なスポットから、一人では中々たどり着くことができないとっておきの場所まで、Second Lifeの世界を堪能できる名所を案内するツアーを提供する旅行社の設立。宇宙旅行や翻訳、立ち入りを制限されている場所への立ち入り許可を得る交渉も請け負うなど、この旅行社でしか楽しめないツアーを提案します。」
応募者 兎本 美佳 氏(SLNAME : Mika Mip)
数社システム開発を経験後、27才でフリーとなる。その後仲間と4人で会社を立ち上げてシステム開発、WEB制作に携わり昨年7月株式会社RYUSをパートナーと設立。
»SLCOMでSecond Lifeを二倍楽しもう!:http://slcom.jp/
»株式会社RYUS:http://ryus.co.jp/
応募動機 「Second Lifeを始めてすぐにこの世界の虜になり、可能な限り時間とお金を費やしてきました!コミュニティが必要と思って立ち上げたり、色々企画を立てて実行してみたりしました。今回このコンテストを知り、ビジネスとして何かやってみたい!と思い応募しました。」
コメント 「受賞の知らせを受けてしばらくぼうっとしてしまいました。Second Lifeを始めてまだ2ヶ月程度ですが、可能な限りの時間を費やしてきてのも無駄じゃなかったんだなーと一人ごちたり(^^;。実際にこの旅行社を立ち上げることについては色々大変なこともあると思います。しかし、もしも一人の力でやろうと思ったら中々実現できないこの企画がこのコンテストで受賞できた事により多くの方の協力を得られるのではと思っています。この企画が実現することにより、今よりもっと楽しいSecond Lifeの世界を日本の皆さんだけでなく世界の皆さんも楽しんで頂き、ボーダレスなSecond Lifeの楽しさが拡がっていくと信じています♪」
設置場所 FujiIsland
http://slurl.com/secondlife/Fuji/128/128/22/?title=Teleport%20Fuji%21
(SLURLはIE ver7以降でエラーになる可能性があります。その場合Second Lifeログイン後、上記 Fuji 128 128 22 を地図画面から入力してください。)
ビジネス部門   準優勝   賞金50,000L$
作品名 「Second Life内スポーツコミュニティとスポーツアバター」
作品概要 「ユーザー同士のコミュニケーションツールとして利用してもらうための、スポーツテーマパーク建設・運営。友人や家族、Second Life上での知り合いなど、団体であれば誰でも参加でき、参加チームは、いろいろなスポーツを楽しむことができます。施設内にはオリジナルユニフォームアバターのオーダーショップを設置し、自分達だけのユニフォームアバターでゲームに参加してもらうことも可能です。作成したオリジナルユニフォームと同じデザインのユニフォームを、現実世界でもオーダーできます。」
応募者 倉持 裕二 氏 (SLNAME : Yuji Kamachi)
応募動機 「Second Lifeのプロといわれる審査員の方々に、この案に対してどのような評価を頂く事ができるか知りたかったからです。」
コメント 「今回のコンテストに応募し、このような結果を頂いたことを大変喜ばしく思います。Second Lifeに対しての評価は様々ありますが、Second Lifeのイメージを良い方向に持っていくことが多くのユーザー獲得へと繋がることでしょう。今回の案を実現させ、少しでもSecond Lifeに貢献できればと思います。大変貴重なコンテストに参加できたことに感謝いたします。」
設置場所 設置場所未定。詳細確定次第、本ウェブサイトにて掲載させていただきます。

審査員コメント

「Second Lifeビジネス・デザインコンテスト」審査委員 総評

審査委員長:株式会社paperboy&co. 代表取締役 家入一真

こういった仮想世界上でのデザインコンテストは初めての試みで、どのような作品が集まるか心配していましたが、ふたを開けてみれば面白いプランや創作物の数々に、Second Lifeに対する期待の高さを実感しました。今回大賞に選出した作品は、どちらも完成度が高く、我々審査委員が1日も早く体験したいと感じる企画でした。
審査委員長として参加して改めて感じたことは、「Second Life」の世界では、やはり見るよりも創ることが楽しいということ。「Second Life」にまだ参加されていない方はぜひ、誰もが創造主になることができるこの世界を体験し、僕たちと同じ感動を肌で感じてください。

審査委員:GMO Venture Partners株式会社 取締役 村松竜

「Second Lifeの世界を活性化させ、ユーザーを楽しませることが可能か」、「現実社会ではありえない、突飛な発想」、「プランの実現に関する具体的なアイディア」、「応募者本人のキャラクターおよび感性」上記の4点を重視して審査いたしましたが、大賞作品である「紙芝居」はいずれの点においても高評価でした。仮想世界上での参加型コンテンツ創作プロセスは、「参加と創作」そのものの楽しさを提供しうるものであり、是非実現して頂きたいと思います。入賞した2作品「Second Life内有料ツアー」「スポーツチーム&アバターウェア」については突飛さと言うよりは、プラン実現のための具体的なアイディアとバックグラウンドがあるため、是非実現して頂きたいと思います。他にも僅差で受賞に至らなかったものの相当すばらしい企画が多々あり、仮想世界の可能性の広がりを感じました。

審査委員:株式会社メタバーズ 代表取締役島谷直芳

大賞の「紙芝居」は、夢のある楽しいプランであると同時に、土地に縛られず自由に活動できる可能性を感じ、高い評価をさせて頂きました。入賞の「有料ツアー」は、いままさに望まれているサービスだと感じます。これも場所にとらわれず、また、すぐにでも事業開始できる点を評価しています。もうひとつの入賞作品である「スポーツチーム&アバターウェア」は、セカンドライフにおいて「スポーツ」を楽しんでもらうことを、うまく現実のビジネスとうまく組み合わせることで収益規模の見込みを考慮できる点を評価しています。この他にも、楽しく有意義なプランを沢山拝見しました。ご応募された方と、いつかゆっくりお話しできる機会があれば嬉しいなと思っています。